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主に2010年以降にさめしまことえ名義で制作した現代アート作品を紹介します。
新しい作品はこちらになります。

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▼展覧会:さめしまことえ個展「なんで騒ぐか」
会場:レトロフトMuseo

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▼作品名:「にぎい、こん!」2021
(アクリル、紙、新聞紙、ガムテープ、玉入れ籠)
会場:長島美術館(鹿児島市)
​展覧会:「生きる私が表すことは。鹿児島ゆかりの現代作家展」
画像 ©リアライズ

鹿児島では、運動会のお弁当の時間は家族の一大行事で、場所取りは夫の仕事、お弁当作りは妻の仕事です。私も、男女の役割に疑 問を持ちながらも「家族のために」とがんばるうちに、次第に上手に手際良く作れるようになっていきました。そのような経験から 「おにぎり」をテーマに制作することにしました。 中央には運動会の玉入れのようなカゴが立っています。鑑賞者は会場で新聞紙を丸め、黒いガムテープで止め、おにぎりをつくって カゴに投げ入れられるようになっています。会場では子どもから大人まで多くの人が玉入れをしていました。 壁面の女性たちは、家族がまだ寝ている早朝におにぎりを握る女性をイメージしました。戦争にまつわる写真や映像から表情をスケッ チしたものが元になっています。 タイトルは、切り込む、揉み込むという意味を持つ鹿児島の郷土料理「きいこん」や「もんこんなます」があることを知り、握る=「に ぎい」込む=「こん」という言葉から造語しました。 女性たちがその手に込めたものを考え、表現したいと思いました。

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▼作品名:「日の差すおにぎり長い沼」2023年
会場:東静岡アート&スポーツ/ヒロバ(静岡市)

「おにぎり」をテーマに、会場のヒロバ周辺の地に生きる人びとの暮らしに着目した作品を制作しました。私のふるさとである、東静岡・長沼エリアは、近年開発が進み、大型商業施設やマンションが出来るなど、数年ごとに町の様子が変わる変化の激しいエリアです。しかしかつては東海道沿いに小さな商店が並び、繊維工場で働く家族が暮らし、その周りに田んぼが広がる、静かな田舎でした。おにぎりは日々の営み、カーテンは家に入り込む日差しや風をイメージしています。開発の音にかき消されてしまいそうな、ここに生きる人びとの小さな声を表現したいと思いました。

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▼作品名:「なんで騒ぐ」「台所の外泊」2023年
会場:レトロフトMuseo(鹿児島市)

展覧会:「象るふるまい」

そういうことになっているので
そういうもんだと 気にしなければいい
みんなそうだと思えば気も楽だし
あまりよく分からない方が良いだろう
たとえ何か起きたとしても
何もないかのようにふるまう
それは食べるため、生きるため
でもなんで騒ぐか
使い古したタッパーが自分に似ていて
お金のかからない方法で飾った

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▼「みんなで箱にんげん!」 かごしま文化情報センターKCIC 2020年

参加者同士の距離を保つ、1時間以内で終了、受付は密にならないように、道具の貸し借りは禁止・・・。
制約だらけのコロナ禍で依頼を受け、自分の子どもの不登校にも悩む時期に考えた子ども向けのワークショップ。お互いが分からない状態で集合し、箱の女王 の命令で、参加者は立派な箱人間になるために、運動をしたり、まちを歩いたり、箱の中に絵を描いたりする。顔が見えなくてもお互いの事を想像できるのか。小学校高学年の子どもが多く参加してくれた。

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